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DESIGN IT! magazine No.2 刊行

By Hiroki Kamata | 2008年 12月 8日

「デザインからIT を考えるビジネスマガジン」DESIGN IT! のNo.2が発刊された。6月に創刊号が出て以来で、このご時世に継続されたのは嬉しい。不肖、筆者も「『UI=要求』駆動型システム開発 – UIは開発におけるコミュニケーションの要」という拙文を書かせていただいた。1) UIはハイレベルのシステム設計の一部として考えるべき、2) システムへの要求はたえず変化し、したがってUIも変更が必要になる、3) システムの設計、構築、運用を通じた最適化を実現するには、Web 2.0的環境(UI)が不可欠になっている、といったことが趣旨である。

ITとビジネスの溝が深いことは日々実感するところだが、UIとITあるいはビジネスの溝も浅くない。UIは設計と実装・運用という工学よりは、「デザイン」という意匠(審美)的側面を扱うものと考えられている。これは二重の誤解である。UIは、システムとユーザーとのインタラクションに関する科学・方法論・アートであり、デザインは「計画」に関するメタな概念である。DESIGN IT!は、デザイン本来の意味に立ち返るとともに、ITとビジネスの溝を埋め、創造的なインタラクションを可能にすべきものとしてのUIを提唱している。意図は壮大で、ふつうの雑誌とはまるで違う「コンセプト主導」だが、2号にして、ほぼスコープの輪郭が見えてきた。

米国では、Web 2.0のビジネス応用に関して非常に活発な議論と実践が試みられており、それは不況下でむしろ活性化している(カネではなく、知恵とアイデアのITなのだから当然だ)。2009年は、そうした米国と日本の温度差を少しでもへらすような企画を、雑誌とWebサイト、イベントなどで期待したい。

なお、第2号の特集は以下の2本。

拙稿の内容については、本ブログで補足、発展させて見たいと考えている。

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