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勤務時間中の私的インターネットは生産性を高める!?

By Hiroki Kamata | 2009年 4月 3日

オーストラリアのメルボルン大学の調査によると、就業時間内にインターネットを私的に楽しむ人は、そうでない人よりも9%生産性が高い、という。経営・マーケティング学科のブレント・コーカー教授によると、”workplace Internet leisure browsing (WILB)” はむしろ労働者の集中を高める効果があるという。集中するためには一時であっても外さなければならないが、WILBはデスクから離れずに「外す」効果が得られる、云々、とロイターは伝えている。ちなにみ4月1日ではなく翌2日の記事だ。

300人の就業者を調査した結果では、実際に70%がWILBをやっていた。最も一般的なのは、製品に関する情報を探したり、ゲームをやったり、YouTubeのビデオを見たりすること。「従業員がビデオやソーシャルネットワーキング・サイトやショッピングサイトを観ることで、企業は数百万ドルの生産性の低下を招いていると主張し、これを阻止するソ フトに数百万ドルも使っているが、それは必ずしも正しくない」とコーカー氏は言う。嬉しい情報だが、これはWILBが就業時間の20%以内の人の場合で、インターネット 中毒者にはもちろん該当しないそうだ。この調査、ネットと「集中」を短絡させたい人間には一定の効果はあるかもしれない。

多少ともスポーツの世界を経験した人間から見ると、例の「集中! 集中!」というのは、同調を要求する掛け声にすぎないことを知っている。サッカーでも野球でも、集中したときほど相手に見透かされ、虚を衝かれやすい。一瞬への集中が最も要求される相撲や重量挙げでは、誰もそんなことは言わない。拡散があって集中があるのであり、弛緩があって緊張がある。集中しっぱなしというのは、わざわざ隙だらけにするようなものだ。それでも、組織の中ではそう振舞わねばならないのが辛い。    (04/02/2009)

Topics: 近時片々(時論) | No Comments »

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