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小室哲哉の罪と罰:「ずる賢く悪質な犯行」に懲役5年求刑 ??

By admin | 2009年 4月 23日

小室被告に懲役5年求刑「音楽家の地位を利用」
「…検察側は『著名な音楽家という地位を最大限利用したずる賢く悪質な犯行』として懲役五年を求刑した。」(サンスポ、4/23

大阪地検「特捜」は、秋霜烈日の気迫を持ってこの「悪質な犯行」を糾明し、資産家の財産を(利息を含めて)取り戻すことで、見事に正義を回復しました。「まず民事で訴えたら?」とか言わず、奉行所で直々にお取り上げになって「ずる賢」い被告をキリリと縛りあげ、(最初から事実関係を認めているのも構わず)拘留期間を使って「悪質な」犯行のすべてを微細にわたって取り調べたものです。これで、「著名な音楽家」といえども、こうした悪事を企てる者はいなくなるでしょう。パチパチパチ。

法律家、とくに判事や検事の作文には笑えるものが多いが、これもなかなかいい。「著名な音楽家」はいつから「地位」になったの。利用したとすれば、原曲の「作曲家」という立場じゃないの。「売った」のは他人の作品じゃなくて、すべて被告であるこの「著名な音楽家」の作品であることは間違いないのだから。日本で認められている著作権には、「財産権」の一部としての権利のほかに、著作者の人格的利益を保護する、譲渡不可能な「著作人格権」というものがある。そうした意味では、小室氏は自分の作品に対する権利を完全に失うことはないのだ。クリエイターや発明家には、社会的敬意が払われるべきである、と才能の乏しい筆者は考える。小室氏は財産権を喪失した作曲家であったとしても、法的に保護される人格を有している。病的な浪費で零落したとしても、そのために人さまを騙すことがあっても、である。人間の弱さをを「ずる賢く悪質な」犯罪に仕立て上げ、「正義」を振り回すのは滑稽きわまる。ぜひ聞いてみたいのだが。検事は正気で、この作曲家を5年の懲役に送りたいと考えているのだろうか。

と思ったら、SMAPのつよちゃん、草彅 剛氏(35)が深夜の赤坂・檜町公園で「全裸」で逮捕された。泥酔して「もぉーっ」とか意味不明のことを叫んでいたらしいが、20年近く続けてきた「アイドル」の仮面を脱ぎたい(のだとしたら)気分は理解できる。早慶戦の後の学生の馬鹿騒ぎなどで裸になる若者は多いし、「露出症」という病気に罹った患者も、それには分類されずに「公然猥褻」で罪に問われ、「変態」扱いされる人間も少なくないが、つよちゃんの場合は、それらと違い、いわばふつうの「青春」を過ごしてこなかった反動によるものだろう。数年前まで事務所が隣にあったこともあり、同情を禁じ得ない。

それにしても、マスコミ(世間?)の冷たさはどうか。被害者のいない、軽犯罪的行為である。ゴローちゃんの場合とは性格が違う。赤坂警察署も、歴史を感じさせる自分たちの仕事場でなく、わざわざ芸能人向け(?)の「原宿署」に移して撮影させるとは、人権よりもTV映りを気にしている。

ところで、大分県の「キヤノン」の工場建設受注をめぐる巨額(10億円)脱税事件で、東京地検特捜部は、法人税法違反の疑いで逮捕され、処分保留となっていた元大分県議会議長ら11人を起訴猶予処分とした。「関与の度合いが薄い」らしいのだが、小さな地場のコンサルタント会社「大光」が、実績ある大手ゼネコンの鹿島を差し置いて「天の声」を告げまくり、35億円の「手数料」を取った謎は残ったまま。もちろん、この結末に無念の血涙を絞った検事たちは少なくないと思う。なんとか、冒頭の事件のような気迫で「ずる賢く悪質な犯行」に挑むことを期待する。 (04/23/2009)

本誌既出記事

作曲家・小室哲哉氏の「一栄一落是春秋」 (11/06/2008)

Topics: 今日のひと言 | No Comments »

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